指揮者紹介
■寺岡 清高 先生
早稲田大学第一文学部卒業。桐朋学園大学を経て1992年よりウィーン国立音楽大学指揮科に入学、指
揮を高階正光、カール・エステルライヒャ、ウロシュ・ラーヨヴィッチ、湯浅勇治の各氏に師事。
1997年イタリア・シエナのキジアーナ音楽院より指揮科最優秀受講生に贈られる「フランコ・フェ
ラーラ大賞」を授与され、1年間ジャンルイジ・ジェルメッティ氏のアシスタントとしてロンドン・コ
ヴェントガーデン、ミュンヘン・フィル、ローマ・サンタチェチーリア管等に同行し研鑽を重ねる。ま
た、2001年より1年半にわたりイタリア・フィエーゾレ音楽院においてカルロ・マリア・ジュリーニ
氏より定期的に指導を受けた他、2000年以降ヨルマ・パヌラ、ネーメ・ヤルヴィ両氏の下で研鑽を積
む。1996年プロコフィエフ国際指揮者コンクール第3位。 2000年ミトロプーロス国際指揮者コン
クール優勝。
これまでにヴェニスのフェニーチェ歌劇場管弦楽団、サンクト・ペテルブルグ・フィ ルハーモニー交
響楽団、オランダ放送管弦楽団、モスクワ室内管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団を始め、イタリアを中
心にヨーロッパ各国のオーケストラへ客演。
日本に於いては2001年に大阪シンフォニカー交響楽団を指揮してデビュー。これまでに新日本フィル
ハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九
州交響楽団等を指揮している。
近年はイタリア・パドヴァ管弦楽団、フランス国立ロワール交響楽団、ブラジル・ポルトアレグレ交響
楽団等に客演。2007年4月にはイギリス室内管弦楽団を指揮してロンドンデビューを飾った他、同7月
には急病のネーメ・ヤルヴィ氏に代わりラトヴィア国立交響楽団を指揮してエストニアのオイストラフ
音楽祭閉幕演奏会を成功に導いた。
大阪交響楽団とは、2004年1月の正指揮者就任以来緊密な関係を続けている。ウィーン在住。